2026年4月15日

「汗っかきは体質だから仕方ない」と思われがちですが、多汗症は治療できる疾患です。日常生活に支障がある場合は、保険診療での治療が可能です。
多汗症とは?
多汗症とは、気温や運動に関係なく、日常生活に支障が出るほど汗が多い状態を指します。
わき汗で服にシミができる。
手汗で紙やスマートフォンが濡れる。
足汗で靴の中が蒸れる。
このような症状がある場合、治療の対象となります。
保険でできる治療法
症状の部位や程度に応じて、以下の治療を行います。
● 外用薬(塗り薬)
汗を出す働きを抑える外用薬があります。
エクロックゲル(わき)
ラピフォートワイプ(わき)
アポハイドローション(手)
継続して使用することで、徐々に汗の量を抑える効果が期待できます。
● イオントフォレーシス
主に手のひらや足の裏の多汗症に対して行う治療です。
水に手足を浸し、微弱な電流を流すことで発汗を抑えます。
痛みはほとんどありません。
定期的な通院が必要です。
継続により効果が安定します。
● ボトックス注射
わきの多汗症に保険適応が通っています。
持続期間は半年程度。
痛みを伴いますが、効果は高いです。
どの治療を選ぶか
多汗症の治療は、
部位(わき・手・足)
症状の強さ
生活への影響
によって適した方法が異なります。
まずは外用薬から開始し、必要に応じてイオントフォレーシスなどを組み合わせていきます。
「この程度で受診していいの?」と思ったら
「人より少し汗が多いだけ」と思っていても、日常生活で気になっている時点で治療の対象になることがあります。
軽い段階から治療を始めることで、コントロールしやすくなるケースも多くあります。
まとめ
多汗症は体質ではなく、適切な治療で改善が期待できる症状です。保険診療でも治療が可能ですので、「汗で困っている」と感じたら、まずは一度ご相談ください。